有形文化財(町指定文化財27)
昭和47年12月1日
満願寺
像高 85.0センチ、肩幅 50センチ(薬師如来坐像)、像高 101.0cm(日光菩薩像)、像高 98.0cm(月光菩薩像)
薬師如来坐像は檜材・寄木造・彫眼・漆箔像です。日光・月光の両菩薩と十二神将を従えて結跏趺坐(足を組み合わせて座ること)されています。本尊は勝道上人の作といわれていますが、作風から12世紀後半ごろの作です。堂々たる体躯・古式衣文の彫りの良さが特徴です。なお、表面は明治三年に塗りかえています。現在、本像は秘仏になっています。
日光・月光菩薩立像は鎌倉時代の造立であり、薬師如来坐像とともに一体のものとして伝えられてきました。