史跡(町指定文化財20)
昭和47年12月1日
天満宮
この遺跡からは奈良時代(8世紀)のものと思われる瓦(鐙瓦・宇瓦・人名へら書きの女瓦など)や土器(土師器片や須恵器片)が出土しました。
また、社殿前や石段下、参道の東側などに礎石が数個残されています。建物の基壇とみられる境内より一段高い方形の土壇上に、天満宮の社殿が南面しています。
礎石はすべて凝灰岩(大谷石と同質)とみられ、上面の柱の当たる部分には底面を平らにして、方形状に加工したものが多くみられます。
石橋駅東土地区画整理事業に伴い道路部分などの発掘調査を実施したところ、掘立柱建物跡、礎石建物跡が確認されたほか、多くの瓦や土師器・須恵器のほか、多量の炭化米が出土し、現在では奈良~平安時代を中心とした河内郡役所に関連する遺跡と考えられています。