有形文化財
平成19(2007)年10月30日
大字上三川
普門寺
荒井寛方は栃木県が誇る近代画家の一人であり、23点の作品が栃木県指定文化財になっている。古典研究とインドでの体験によって独自の画風を形成。仏画を多く制作し、仏画の寛方と呼ばれる。
本作品は、色あせはほとんど無く、台座・光背などの細かな部分の描写も丁寧になされている。落款の特徴から、寛方が奈良県法隆寺金堂壁画の模写を開始した昭和15年頃の作品であり程度も良い。