暑い時期になると、蚊が多く発生します。特にヒトスジシマカはジカ熱やデング熱といった病気を持っている場合もあります。
病気を持った蚊に刺された人は感染し、その蚊がまた、他の人の血を吸うことによって感染を広げていきます。感染してもすべての人に症状が出るわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹がでるといった症状が一週間ほど続くことがあります。
蚊に刺されないように対策をすることが大切です。
*小頭症:赤ちゃんが小さい頭で生まれるか、出生後に、頭の成長が停止する状態を言います。
ヒトスジシマカは、空き缶に溜まった雨水など、小さな水たまりを好んで卵を産み付けます。
住まいの周囲の水たまりを無くすことによって、蚊の数を減らすことができますので、定期的に周辺環境の水たまりの除去、下草刈り、雨水ます・排水ますの清掃などを心がけましょう。
やぶなどの蚊がいそうな場所に行く時には、肌を露出せず、虫除けスプレーを使用するなど、蚊にさされないように注意してください。
また、デング熱やジカ熱の流行地(アフリカ・中南米・アジア太平洋地域)に渡航される場合は、現地で蚊に刺されないよう注意が必要です。
背中に1本の白い線とW字状の模様がある4.5mmほどの蚊で、5月中旬から10月 下旬頃まで活動します。
雑木林や竹林などで繁殖し、主に藪・墓地・公園などに見ら れます。
特に日中に活発に吸血し、活動範囲は50~100m程度です。