MERS(マーズ)とは、平成24(2012)年に初めて確認されたウイルス性の感染症で、原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれています。
主に韓国や中東地域(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、イラク等)で患者が報告されています。
2~4日後に、発熱、咳、息切れなどの症状が現れます。
感染しても症状が現れない方もいますが、高齢者や基礎疾患があると重症化する傾向にあります。
MERSに感染しないために、また感染を広げないための3つのポイントをご紹介します。
こまめな手洗いやうがいを心がけましょう。
また、加熱が不十分な食品の摂取を避けることも大切な予防対策の一つです。
ラクダなどの動物との接触、未殺菌のラクダ乳の摂取はやめ、咳などの呼吸器症状を示している人との接触は避けましょう。
韓国や中東地域の流行発生地域に滞在後、日本に入国してから2週間以内に、発熱、咳などの症状が現れた場合には、医療機関を受診する前に、必ず最寄りの保健所に電話連絡してください。
栃木県県南健康福祉センター 健康対策課感染症予防 0285-22-1219