「ナラ枯れ」とは
ナラ枯れはカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によりコナラ・ミズナラ類等の樹木が集団的に枯損する樹木の伝染病です。令和2(2020)年度に栃木県の県南部で、初めて被害が確認されたことから、今後の被害拡大に注意が必要です。
被害の拡大を防ぐために、ナラ枯れ被害の疑いがある樹木を見かけたら、お近くの県関係機関まで情報提供をお願いします。また、ナラ枯れ被害にあった樹木は、数年後に落枝や倒木の危険があるため、ご注意ください。
「ナラ枯れ」被害の特徴
・主にコナラやミズナラの高齢化した大径木が被害にあいます。まれにクリ、クヌギ、シイ及びカシなども被害にあいます。
・被害があった樹木の根元には大量のフラス(虫のフンや木くず)がたまっています。
・8月頃に葉が赤褐色に変色します。
【「ナラ枯れ」被害(遠景)】
【「ナラ枯れ」被害(フラス)】
また、ナラ枯れの発生した森林では、被害発生時または数年後に、猛毒性のカエンタケが多く発生することが確認されております。
ナラ枯れ被害に関するご相談は、町農政課または県東環境森林事務所(0285-81-9001)のいずれかにお問い合わせください。