平成15(2003)年の国史跡指定後、遺跡を共有する宇都宮市と上三川町では保存整備に向けた発掘調査を実施し、これまでに大きな成果が得られました。しかしながら、北側の区画施設が確認されていないために遺跡範囲が確定していないことや、西下谷田遺跡・多功遺跡との関係、人名文字瓦の総合的な分析など、今後の調査・研究において解明していかなければならないこともたくさん残されています。両市町では、貴重な遺跡を恒久的に保存するとともに、地元をはじめ多くの皆様に親しんでいただける遺跡になるよう整備・活用を目指していきます。