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上三川町のいちご一会とちぎ国体実施競技

 上三川町では、令和4(2022)年10月のいちご一会とちぎ国体正式競技として「フェンシング」を開催します。

正式競技

フェンシング

フェンシングをするかみたん

フェンシングの基礎知識

フェンシングは、ピストと呼ばれる競技面上で、剣を用いて一対一で相手の有効面を「突く」、「斬る」技で勝敗を競う競技です。
「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」の3種目があり、使用する剣の形状やポイントとなる有効面、攻撃の優先権の有無などにより、ルールが異なります。
国体では、1チーム3人で構成する団体戦が行われます。
また、審判員の「アンガルド・プレ・アレ(構えて、用意、はじめ)」というフランス語の掛け声で試合が開始します。
ヨーロッパの騎士道が起源とされるフェンシング競技ならではの、素早く美しい動きにご注目ください。

「フルーレ」とは

フルーレの有効面
平成20(2008)年、北京オリンピックで太田雄貴選手が日本人初の銀メダルを獲得した種目が"フルーレ"です。
3種目あるフェンシングの種目のうち、基礎的な技術が包括されている種目と言われており、両腕、頭部を除いた胴体のみが有効面であり、その有効面を剣先で突くことによってポイントになります。剣先にあるセンサーが圧力500g以上の突きを感知すると、審判器が反応しランプが点灯します。片方の選手だけが有効面を突いた場合はその選手のポイントとなり、両者が同時に有効面を突いた場合は、攻撃権を持っている選手のポイントになります。
攻撃権は、先に攻撃を仕掛けた選手に与えられ、防御側は、相手の攻撃を阻止する(剣を叩く、払う、または相手の動きを止める)ことにより攻撃権を奪うことができます。
両者の攻防が、瞬時に、そして目まぐるしく入れ替わる、スピード感ある戦いがフルーレの見どころです。

「エペ」とは

エペの有効面
令和3(2021)年、東京オリンピックで男子団体日本代表が金メダルを獲得した種目が"エペ"です。
17世紀中頃、剣先で相手を突くだけの「エペ」という決闘用の剣(術)が生まれました。
エペは、3種目あるフェンシングの種目のうち、正式の決闘を競技化した種目で、頭からつま先まで全身が有効面であり、その有効面を相手より先に剣先で突くことによってポイントになります。
剣先にあるセンサーが圧力750g以上の突きを感知すると、審判器が反応しランプが点灯します。他の種目(フルーレ、サーブル)にあるような攻撃権はなく、先に突いた選手のポイントとなります。0.04秒以内の同時突きの場合は、相打ちとなり、両選手の色ランプが点灯し1ポイントずつ得点が与えられます。判定がシンプルでわかりやすいため、初めての人でも観て楽しむことができる種目です。
シンプルな分、相手に点を取らせないための頭脳戦や駆け引き、張り詰めた緊迫感がエペの見所です。

「サーブル」とは

サーブルの有効面
サーブルは、フルーレ、エペの2種目とは異なり、その昔、ウラル山脈地域の騎馬民族が行っていた剣術で、9世紀に今のハンガリーに根を降ろしました。この馬上で行う軍刀術が19世紀イタリアにおいて、現在見られる競技形式になりました。
両腕、頭部を含む上半身が有効面であり、その有効面を斬る、もしくは突くことによってポイントになります。有効面が上半身なのは、昔、戦いのときに相手の馬を傷つけることを避けるために、腰から下は攻めなかったことに由来します。
センサーは剣先ではなく剣身全体であるため、剣が有効面に触れただけで審判器が反応しランプが点灯します。片方の選手だけが有効面を斬った、または突いた場合はその選手のポイントとなり、両者が同時に有効面を斬った、または突いた場合は、攻撃権を持っている選手のポイントになります。攻撃権は、フルーレ種目と同じく、先に攻撃を仕掛けた選手に与えられ、防御側は、相手の攻撃を阻止する(剣を叩く、払う、または相手の動きを止める)ことにより攻撃権を奪うことができます。
攻撃の速さと、斬る動作によりダイナミックな動きが観られるのがサーブルの見所です。

掲載日 令和3年9月17日
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